気になる入院中の生活

気になる入院中の生活

予定時刻までに入院手続き窓口へ

 入院当日は、健康保険証や提出書類、生活用品などの持ち物をチェックし、指定された時刻までに入院受付に行きます。
 そこで提出書類を出して、入院に関する説明を受けたり、確認を済ませたら手続き終了。入院生活の具体的なことは、入院生活が始まってから随時、医師や看護師、ソシアルワーカーなどに尋ねることができますので、ここで確認しきれないことが残っても大丈夫です。
 手続き後は、自分の部屋に入り、パジャマに着替えて、リラックスしましょう。

入院や手術について その1

 入院をすると、看護師から入院中の生活について、病棟での主治医(または担当医)から入院中の治療について、麻酔医から麻酔について、執刀医から手術について、それぞれ説明を受けます。
 患者さんにしてみると、環境になれるだけでも戸惑っているうえに、手術を控えて緊張感も大きいことでしょう。
 専門用語が混じった説明はわかりにくいことがあるかもしれません。一度説明されたことでも、よくわからないことは遠慮なく質問するようにしましょう。
 

入院や手術について その2

 ときには手術の方法そのものについても、迷いが生じることがないとは言い切れません。そのような時も、率直に自分の気持ちを伝えるのが良いでしょう。
 医師に言いにくい場合は看護師に通じて、自分の気持ちを伝える方法もあります。家族に同席してもらい、言い足りない点を補ってもらうのも良いでしょう。
 いずれにしても、なるべく後悔を残さないために、納得した上で手術を受けることが大切です。
 手術の術式の決定は、説明を受けた後、最低でもひと晩おいて考えるくらいにした方が冷静に納得できる決定ができると思われます。

手術前の心構え その1

 入院後、手術前までは、手術のために必要な検査や手術の準備以外は自由時間になります。
 昼間の自由時間に散歩をしたり、腹式呼吸の練習、肩や腕の体操をするなどして、軽い疲労感を得るようにすると、多少は寝つきが良くなるでしょう。
 久しぶりの「休日」と考え、音楽を聴いたり、読書やスケッチ、根をつめない程度の手芸など、可能な範囲で好きなことを楽しみ、ゆったりとリラックスした時を過ごすのが良いでしょう。

手術前の心構え その2

 友人や家族、病室で知り合った人たちとの語らいは気分をリラックスさせてくれますが、同室の人には迷惑がかかることもあります。談話室などに出向くなど、周囲への気配りも大切です、
 医療施設には、再発などの重い状態の人が多く入院しています。一方、乳がん手術後元気に過ごしている方は、外来で治療を受けています。そのために、入院して見聞きすることは、厳しい話が多くなる傾向がありますから、けっして過度に悲観的にならないでください。
 外出や外泊の許可が出た場合は、遠慮なく活用しましょう。ただし、風邪をひいたりしないように、混雑したところが避けるようにします。

手術の前日に気をつけたいこと

 前日には入浴、洗髪、そして感染を防ぐために、手術する範囲とその周辺の産毛を剃ります。
 主治医(または担当医)や麻酔医の回診などがありますが、この時点でも不安なことや心配なことがあったら、質問してかまいません。
 前日は家族などの面会もあるでしょうが、興奮しないように過ごすことが大事です。消灯時間を守り、巣民も十分とるようにしましょう。
 気が高ぶったり、逆に滅入ったりしてどうしても眠れないときは、看護師に申し出てください。医師の処方のもとに睡眠薬を処方することもあります。

手術当日に気をつけたいこと

 手術当日は朝から1日絶食です。水分が胃に入ると嘔吐しやすく、胃の内容物が逆流して肺炎を起こすことがあります。このため、水分も取れません。歯磨き後のうがいの際、水を飲まないように気をつけましょう。
 体温や血圧、脈拍など体調のチェックも行います。異常がなければ、メガネ、コンタクトレンズ、時計、指輪、ネックレス、ヘアピン、義歯などもはずし、手術着に着替えます。
 手術開始予定30分前に肩に注射をし、手術室に移ります。
 手術前に家族や親しい人との面会はできます。手術開始予定30分以上前に病室に来てもらうようにすると良いでしょう。

手術の後に気をつけたいこと その1

 手術後は回復室に入ります。点滴、お小水を取るための管、傷に入っている管(ドレーン)、酸素マスクなどがついていますので、寝たまま安静に過ごします。
 全身麻酔のためにのどに入れた管で気道粘膜が傷つき、たんが出やすくなります。無理のない動作と腹式呼吸でたんを出しましょう。うがいはできますが、水分や食事はまだ取れません。

手術の後に気をつけたいこと その2

 おおむね、手術の翌日は、朝から食事が取れるし、パジャマに着替え自室に戻って、自由に医療施設の中を動くことができます。運動機能の回復を早くするために、なるべく早い時期からリハビリテーションを始めることが大切です。
 手術直後から、軽い動作のリハビリテーションが始まります。多くの場合、医療施設ごとにリハビリテーションのマニュアルがつくられていて、看護師の指導で行われます。このマニュアルは目安であり、実際には個人の手術痕や体調の回復度に合わせて、進め方(スケジュール)も異なります。

手術のための入院費について その1

 乳がんの手術を受けるために入院する場合、医療費がいくらかかるのか気になるところです。
 乳がんを摘出する手術は、公的医療保険(健康保険)が適用されます。
 乳房温存手術と乳房切除術では、手術費に大きな差はありませんが、同額というわけでもないです。
 検査内容や画像診断の内容、入院日数は、患者さんによって異なりますので費用にも差が出ます。
 もっとも差が出るのは差額ベッド代がつく部屋を利用した場合と差額ベッド代がつかない大部屋を利用した場合の違いです。

手術のための入院費について その2

 手術、検査、差額ベッドのほか、入院医療費には毎日の診察料、治療費、食事料、寝具料などが含まれます。
 健康保険を使った標準的なケース(15日前後入院、差額ベッド代なし)で、自己負担は18万円前後です。
 術後補助療法としての化学療法、ホルモン療法、放射線療法は、退院後の外来で行われるのが一般手kですので、この標準的なケースの金額には含まれていません。
 なお、差額ベッド代配慮王施設によってさまざまな金額設定がされています。
 支払いは、入院時に入院医療費の一部を前納し、退院時に残金を支払うという場合が多いようです。



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