退院後の生活はこんなことに気をつけて

退院後の生活はこんなことに気をつけて

生活のペースはあせらずに取り戻して

 退院後、通院する機会が多い時期は、生活のペースが入院前と違ってくる上に、手術後の後遺症で肩や腕の動きが低下することなどもあって、以前のように思うようにいかないことがあるかもしれません。
 しばらくの間は主治医(または担当医)や看護師に相談しながら、治療やリハビリテーションを中心にしたスケジュールを組み、ゆとりを持ち、あせらずに日常生活を取り戻していくことが大切です。

肩や腕は少しずつ動かして機能低下を防ぐ その1

 肩の関節が動きにくかったり、腕に力が入りにくいなどで家事に支障がある場合は、すべてを完璧にこなそうとせず、家族に協力してもらうなどの工夫をしましょう、
 ただし、肩の関節の動きや腕の筋肉などは、使わないでいると、徐々に機能が低下します。痛みやしびれがある際は、医師や看護婦に相談し、無理をしない範囲で使っていくことも必要です。状態によっては、理学療法士や作業療法士による専門的な機能訓練を行うと良いでしょう。

肩や腕は少しずつ動かして機能低下を防ぐ その2

 手術後の後遺症は、多くの場合は、だんだんと日常生活に支障がなくなる例が少なくありません。
 わきの下のリンパ節を切除した人では、手術をしたほうの腕にむくみが出ることがあります。むくみは手術後しばらくたってから現れることもあります。むくみや炎症を防ぐポイントは押さえておきましょう。(リンパ浮腫の予防と治療」参照)
 紫外線は日焼けによる炎症を引き起こすことがあります。手術した腕が急に日焼けすると、炎症を起こし、むくみの原因となります。手術した腕に対する直射日光を避ける工夫をすることも大切です。

毎月の自己検診、医療施設の定期検診も忘れずに

 退院すると、しばらくは乳がんのことを忘れてしまいたいという気持ちに駆られる患者さんもいらっしゃるでしょう。tp区に手術後の補助療法が一応終了すると、定期検診を怠りがちになる患者さんもいます。
しかし、乳がんの手術後は、原則として10年くらい定期検診を受ける必要があります。現実をしっかり受け止め、定期検診だけは欠かさず受けましょう。

他の病気で使う薬も慎重にチェック

 ほかの病気で薬が必要な場合は、服用中の薬との相互作用をチェックすることが欠かせません。使用中の薬を必ず医師に伝えて処方してもらうようにします。
 とくに避妊用のピル、あるいは月経異常や更年期障害など婦人科の病気の治療でホルモン薬を使用したい場合は、手術後の経過年数や薬の作用と副作用をよく検討して、慎重に判断することが必要です。

前向きな生活ががんに対抗する力に

 生きがいや笑いのある生活は、免疫機能を高め、がん細胞に対抗する有効な手段であることが、いろいろな研究でわかっています。
 毎日の生活では疲れやストレスをため込まないように気をつけた上で、できるだけ前向きで積極的な生活を送るよう心がけてください。
 化粧やヘアスタイル、服装などにも気を配り、自分を輝かせる工夫をすると、生活にハリが出てきます。



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