断端陽性
Q6
温存手術後、断端陽性(がん細胞を完全に取りきれていない)であることが判明しました。医師から、
①このまま放射線治療を続ける、②範囲を広げて温存手術をもう一度行う、③乳房切除術を行う。以上3つの選択肢があるといわれました。どうしたらいいのか、悩んでいます。
6-A1
まず確認しないといけないのは、再発の可能性がどのくらいあるか、ということです。断端陽性といっても、そのがんが浸潤がんなのか非浸潤がんなのかによって、考え方が違ってきます。浸潤がんであれば、原則は最切除でしょう。乳管内にポリープ(粘膜の病的な突起)がわずかにあるという程度であれば、放射線治療で十分という考え方も成立するでしょう。いずれにしろ、がんはできる限り断端陰性にして次のステップに進むのが望ましいのです。
6-A2
3つの選択肢には、それぞれメリット、デメリットがあり、価値が同じではありません。ご自分の価値観に照らし合わせて選ぶようにという意味で、医師は3つの選択肢を示したのでしょう。「もう手術はいやだ」という気持ちが強ければ、前項の①になるでしょう。ただし、放射線治療は100%確実というわけではないので、将来、再切除になる可能性も、わずかに残ることは覚悟する必要があります。そうしても乳房を残したい場合は②になるでしょう。もちろん範囲を広げてとるわけですが、それでも3回目の手術も起こりうるという覚悟は、やはり必要です。
6-A3
ただ①と違うのは、より確実に断端陰性にすることができるという点です。③は確実に断端陰性になるし、温存療法に持ち込める程度の大きさのしこりだったのですから、術後の放射線治療も必要ありません。ただし乳房を失うことになります。
こうした点をよく考えて、ご自分で判断するより他にありません。
こうした点をよく考えて、ご自分で判断するより他にありません。
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