温存療法

温存療法

  ハルステッド手術は次第に減少し、1990年代の初めには乳房温存手術と逆転が始まり、現在はほとんど姿を消しています。現在では、乳がん手術が行われる全国平均の約半数が乳房温存療法ではないかといわれています。病期(ステージ)Ⅰ期、Ⅱ期の乳がんに対する標準治療が、現在ではこの乳房温存療法でしょう。  がんの大きさが5cm以下(後の項を参照してください)であれば、基本的に温存療法が可能です。これは、5cm以下であれば全員乳房を残せるという意味ではありません。乳房を残せるかどうかは、乳房の大きさとがんの大きさのバランスによって決まります。つまり、手術でがんの取り残しがなく、しかも美容的にも満足できる状態で乳房が残せると予測できれば、乳房温存療法の対象となるわけです。
がん検査室
このカテゴリー「乳がん治療の歴史」では、以下のことも知ることができます。
  2005年
  ハルステッド手術
  「乳がん全身病説」
  郭清(かくせい)
  温存療法
  乳房を残せるがんの大きさの目安