« 2006年05月 | メイン | 2006年07月 »

2006年06月27日

1-A2

 このように薬による予防法は確立していないのですが、では、検診はどうでしょう。厚生労働省は40歳以上に関しては、2年に1回の視診・触診+マンモグラフィー検診を推進しています。40歳未満で家族歴があるとか、胸のしこりが心配だという人は、専門の医療機関でマンモグラフィーの検査を受けるか、若い人は超音波が有効なことがあるので、超音波検査を受ける――これが日本での現状です。 1-A2 に関するページです。

2006年06月24日

1-A1

 予防薬は、今臨床試験の段階です。したがって、日本で医療として使える薬はまだありません。アメリカでは、乳がん発症リスクの高い患者さんに対して、抗エストロゲン剤(タキモシフェン)を予防的に服用する方法が認められていて、保険が適用されます。アロマターゼ阻害剤についても、乳がん発症の予防にどれくらい寄与するかを確認するため、タキモシフェンとの比較試験が現在行われています。乳がんの発症リスク、すなわち年齢、乳がんの家族歴、出産経験の有無、乳腺疾患の経験の有無などから、年間の発症リスクを割り出す計算式があって、それが一定の数値を超えれば服用が認められることになります。ただし、日本では発症リスクの計算の基になる疫学データがないので、計算できません。また、状況が異なるため、アメリカの計算式をそのままあてはめるわけにも行きません。日本でも大規模な疫学研究が望まれます。 1-A1 に関するページです。

2006年06月23日

Q1

 わたしは乳がんにだけは絶対かかりたくありません。もし少しでもかかる確率を下げられる方法があったら教えてください。また、たとえ乳がんにかかったとしても、最小の治療で済ませられるよう可能な限り早期発見したいと思います。これなら万全という検査方法を教えてください。 Q1 に関するページです。

2006年06月21日

つっぱり感が強い場合、腕にむくみが出た場合 その3

・腕にむくみが出た場合


◎クッションなどをあてて腕を高く(手先より高く)し、「グー、パー」をゆっくり繰り返して指の開閉運動を行う。
◎クッションなどをあてて腕を高くし、指先から肩のほうへ向けて徐々に移動しながらさするようにマッサージする。 つっぱり感が強い場合、腕にむくみが出た場合 その3 に関するページです。

つっぱり感が強い場合、腕にむくみが出た場合 その2

・わきの下につっぱり感が強い場合
 あお向けの姿勢で、手術をした側の腕をゆっくりわき腹から開いていく。自分で広げられる精いっぱいの位置まで開く。 つっぱり感が強い場合、腕にむくみが出た場合 その2 に関するページです。

つっぱり感が強い場合、腕にむくみが出た場合 その1

・腕の傷口につっぱり感が強い場合
後ろ手に組んで、ゆっくり腕を上げる。または、軽い棒を体の後ろに両手で持ち、ゆっくり腕を上げる。 つっぱり感が強い場合、腕にむくみが出た場合 その1 に関するページです。

2006年06月20日

全身の持久力アップに ウォーキング、自転車こぎなど

 自転車エルゴメーターや早足で歩くことも効果的なトレーニングになります。エルゴメーターの目安は10~15分、ウォーキングの目安は15~30分。 全身の持久力アップに ウォーキング、自転車こぎなど に関するページです。

全身の持久力アップに 大腿四頭筋の強化

 1kgの重り(なければ味噌や砂糖などの袋)を足首に乗せ、膝を完全に伸ばし、3秒止めて元に戻す。 全身の持久力アップに 大腿四頭筋の強化 に関するページです。

全身の持久力アップに ハーフスクワット

 足を肩幅に広げ、まっすぐ立った姿勢から膝を90度の角度くらいまで曲げ、3秒止めて、ゆっくり元に戻す。10~20回を1セット。 全身の持久力アップに ハーフスクワット に関するページです。

全身の持久力アップに つま先立ち

 壁に手をかけ、ゆっくりつま先で立ったり、戻ったり。10~20回を1セット。 全身の持久力アップに つま先立ち に関するページです。

胸のストレッチング その3

 壁を使って
①部屋のコーナーの壁に50~60cm離れて立ち、ひじと肩を左右同じ高さで壁に当てる。
②両足に床をつけ、両方の膝をまっすぐに伸ばして、ゆっくり胸が伸びる感じでコーナーにもたれかかっていく。
③5~10秒保ち、ゆっくりと体を起こす。
※一連の動作を5回繰り返す。慣れてきたら、両足の位置を少しずつ後ろにずらすと負荷が増す。 胸のストレッチング その3 に関するページです。

胸のストレッチング その2

①肩の高さを中心に、前で上げ下ろす。
②肩に背負い、後ろで上げ下ろす。
③腕が上がりにくいときは、腰の後ろで持って、ゆっくり腕を上げる。手を組んで行っても良い。
胸のストレッチング その2 に関するページです。

胸のストレッチング その1

 棒を使用
 ポイント
・長い棒または新聞紙細長く巻いて、肩幅30~40cm長い棒状にして使う。
・腕を肩幅より少し開いて棒を持つ。
・伸ばしたところで5~10秒保ち、各5回1セット。1日2セット。
胸のストレッチング その1 に関するページです。

腕の筋力トレーニング その2

①ひじを伸ばしたまま、後ろへ持ち上げる。
②体側から肩の高さまで持ち上げる。
③体側から前にまっすぐ上に上げ。ゆっくり下に下ろす。
④体側から前方に肩の高さまで上げ、まっすぐ横に動かし、元に戻してから下に下ろす。
腕の筋力トレーニング その2 に関するページです。

腕の筋力トレーニング その1

 重りを使用
・ポイント
・重りは1kgから1.5kgへと、だんだん重くしていく。
・息を止めないで、筋肉を意識してゆっくり行う。各20回ずつを1セットとし、だんだん増やしていく。 腕の筋力トレーニング その1 に関するページです。

前向きな生活ががんに対抗する力に

 生きがいや笑いのある生活は、免疫機能を高め、がん細胞に対抗する有効な手段であることが、いろいろな研究でわかっています。
 毎日の生活では疲れやストレスをため込まないように気をつけた上で、できるだけ前向きで積極的な生活を送るよう心がけてください。
 化粧やヘアスタイル、服装などにも気を配り、自分を輝かせる工夫をすると、生活にハリが出てきます。 前向きな生活ががんに対抗する力に に関するページです。

他の病気で使う薬も慎重にチェック

 ほかの病気で薬が必要な場合は、服用中の薬との相互作用をチェックすることが欠かせません。使用中の薬を必ず医師に伝えて処方してもらうようにします。
 とくに避妊用のピル、あるいは月経異常や更年期障害など婦人科の病気の治療でホルモン薬を使用したい場合は、手術後の経過年数や薬の作用と副作用をよく検討して、慎重に判断することが必要です。 他の病気で使う薬も慎重にチェック に関するページです。

2006年06月19日

毎月の自己検診、医療施設の定期検診も忘れずに

 退院すると、しばらくは乳がんのことを忘れてしまいたいという気持ちに駆られる患者さんもいらっしゃるでしょう。tp区に手術後の補助療法が一応終了すると、定期検診を怠りがちになる患者さんもいます。
しかし、乳がんの手術後は、原則として10年くらい定期検診を受ける必要があります。現実をしっかり受け止め、定期検診だけは欠かさず受けましょう。 毎月の自己検診、医療施設の定期検診も忘れずに に関するページです。

2006年06月18日

肩や腕は少しずつ動かして機能低下を防ぐ その2

 手術後の後遺症は、多くの場合は、だんだんと日常生活に支障がなくなる例が少なくありません。
 わきの下のリンパ節を切除した人では、手術をしたほうの腕にむくみが出ることがあります。むくみは手術後しばらくたってから現れることもあります。むくみや炎症を防ぐポイントは押さえておきましょう。(リンパ浮腫の予防と治療」参照)
 紫外線は日焼けによる炎症を引き起こすことがあります。手術した腕が急に日焼けすると、炎症を起こし、むくみの原因となります。手術した腕に対する直射日光を避ける工夫をすることも大切です。 肩や腕は少しずつ動かして機能低下を防ぐ その2 に関するページです。

2006年06月15日

肩や腕は少しずつ動かして機能低下を防ぐ その1

 肩の関節が動きにくかったり、腕に力が入りにくいなどで家事に支障がある場合は、すべてを完璧にこなそうとせず、家族に協力してもらうなどの工夫をしましょう、
 ただし、肩の関節の動きや腕の筋肉などは、使わないでいると、徐々に機能が低下します。痛みやしびれがある際は、医師や看護婦に相談し、無理をしない範囲で使っていくことも必要です。状態によっては、理学療法士や作業療法士による専門的な機能訓練を行うと良いでしょう。 肩や腕は少しずつ動かして機能低下を防ぐ その1 に関するページです。

2006年06月14日

生活のペースはあせらずに取り戻して

 退院後、通院する機会が多い時期は、生活のペースが入院前と違ってくる上に、手術後の後遺症で肩や腕の動きが低下することなどもあって、以前のように思うようにいかないことがあるかもしれません。
 しばらくの間は主治医(または担当医)や看護師に相談しながら、治療やリハビリテーションを中心にしたスケジュールを組み、ゆとりを持ち、あせらずに日常生活を取り戻していくことが大切です。 生活のペースはあせらずに取り戻して に関するページです。

リハビリテーション用グッズを買えるところ

 リハビリテーションに用いる用具は、おおむね医療施設の売店などで扱っている場合もありますので、尋ねてみてください。ゴムチューブは緑や赤色をしたカラフルなものがスポーツ洋品店でも販売されています。専用のゴムチューブがなくても、例えばスカートのウエストゴム(幅広タイプ)を利用してもかまいません。
 重りは、ダンベルがあればいいのですが、なくても大丈夫。ペットボトルやジュースの缶(いずれも中身が入っている)など、目的の重さに適するものを選んで使えばいいのです。水1.5リットル入りのペットボトルは1.5kgです。味噌や砂糖1kg入りの袋を利用したりリハビリテーションもあります。 リハビリテーション用グッズを買えるところ に関するページです。

退院間近から退院(退院後)まで 3

 ・腕の力で肩回し
①ゴムチューブの両端を持ち、ひじを体につけたまま引っ張る(外回し)。
②ゴムをドアノブに固定して、手術した側の手でゴムを持ち、ひじを体につけたまま内側に引っ張る(内回し)。
※ゴムの代わりにタオルでも良い。
※各5~10回を1セットとし、1日2セット。 退院間近から退院(退院後)まで 3 に関するページです。

退院間近から退院(退院後)まで 2

・腕の筋肉トレーニング+肩回し
 500ml入りのペットボトルか缶ジュース(中身が入っているもの)などを持って行う。


①両腕を肩の真上にあげ、そのまま頭上からわきの下まで動かす。
②両腕を肩の真上にあげ、そのまま両側に倒して元に戻す。
③両ひじを曲げてからまっすぐ伸ばす。
※各10~20回ずつを1セットとし、1日2セット。 退院間近から退院(退院後)まで 2 に関するページです。

退院間近から退院(退院後)まで 1

◎ポイント
・腕の筋力トレーニングを取り入れ、元の生活ペースに近づける。
・翌日に疲れを残さないように、少しずつ運動量を増やす。
・回数を増やすより、ゆっくり筋肉に負荷をかけるつもりで行う。
・引き続き、肩関節の可動域訓練を行う。 退院間近から退院(退院後)まで 1 に関するページです。

手術後5日~14日ごろ 5

 ・肩の開閉
①手を頭の後ろへ持っていき、両ひじをつけるように前に寄せる。
②息を吸いながら両ひじを広げ、最大に広げたところで3秒保つ。
※1日数回繰り返し、広げる幅をだんだん広くする。
◎カーテンの開閉、窓拭き、洗濯物を干す、ネックレスをつけるなどの動作も積極的に行いましょう。 手術後5日~14日ごろ 5 に関するページです。

手術後5日~14日ごろ 4

 ・指の壁のぼり
①手術していない側の手が届く一番上にマークを貼り、目標にする。
②両手を肩の高さに置き、息を吸いながらゆっくり目標に向かって両手をあげていき、手術した側の指先が届く位置にマークを張る。
、 ③指先が一番高いところへ着いたら、息を吐きながら肩の高さまで下ろす。
※1日数回繰り返し、届く高さをだんだん上げていく。 手術後5日~14日ごろ 4 に関するページです。

手術後5日~14日ごろ 3

 ・ロープで腕回し
①ドアの取っ手に紐を結び、その端を手術した側の手で持って、円をだんだん大きく描くようにゆっくり回す。※2~3回繰り返す。 手術後5日~14日ごろ 3 に関するページです。

手術後5日~14日ごろ 2

 ・耳タッチ・背中タッチ
①手術した側の腕を頭上に上げ、反対側の耳を触る。
※10秒くらい保ち、5~10回くらいずつ繰り返す。
②手術した側の腕を後ろに回し、背中に触る。できれば、後ろで両手をつなぐ。 手術後5日~14日ごろ 2 に関するページです。

手術後5日~14日ごろ 1

 ポイント……主に肩関節の可動域訓練を行い、関節の動きをなめらかにする。

・振り子運動 ①机などに手術していない側のひじをつき、額を乗せてうつむく。
②手術した側の腕の力を抜いて、ひじをまっすぐに垂らし、振り子のように前後・左右に振ったり、円を描く。※各1分ずつ、1~5回。 手術後5~14日ごろ 1 に関するページです。  

手術後3~4日から1週間前後 4

・つるべ運動  ロープをバーに引っ掛けて両端を握り、しゅじゅつをしていない側の手でロープを引っ張って手術した側の腕を伸ばす。10~20回。 手術後3~4日から1週間前後 4 に関するページです。

手術後3~4日から1週間前後 3

 ・腕の引き上げ
 手術した側の手首を反対側の手で握り、上方へ引き上げる。ゆっくり引き上げ3秒くらい保持。5~10回繰り返す。 手術後3~4日から1週間前後 3 に関するページです。

手術後3~4日から1週間前後 2

 ・ボールつぶし  ボールを両手で挟み、押しつぶす感じで力を込める。 手術後3~4日から1週間前後 2 に関するページです。

手術後3~4日から1週間前後 1

 ・ポイント
 ひじと手の運動を行いながら、肩関節の可動域訓練も取り入れます。


・腕の上げ下げ
 両手を組んで同時に上に伸ばす。ゆっくり5~10回。   手術後3~4日から1週間前後 1 に関するページです。

手術直後~手術後3~4日 4

 ・ひじの曲げ伸ばし
 ひじから下を机に乗せ、ひじの関節を曲げたり伸ばしたりする。


◎食事や歯磨きなどの動作も良いリハビリになります。 手術直後~手術後3~4日 4 に関するページです。

手術直後~手術後3~4日 3

 ・しっかり握ろう
 タオルやボールを力を込めて握る。
手術直後から手術後3~4日 に関するページです。

手術直後~手術後3~4日 2

 ・指数え
 指を1本ずつ折り曲げ、1本ずつ伸ばしていく。
手術直後~手術後3~4日 2 に関するページです。

手術直後~手術後3~4日 1

 ポイント……動作はゆっくり。各動作を5~10回ずつ行い、1回あたりの動作を少しずつ増やしていく。


・じゃんけんぽん 指を大きく動かしてグー、チョキ、パー。 手術直後~手術後3~4日 1 に関するページです。

手術のための入院費について その2

 手術、検査、差額ベッドのほか、入院医療費には毎日の診察料、治療費、食事料、寝具料などが含まれます。
 健康保険を使った標準的なケース(15日前後入院、差額ベッド代なし)で、自己負担は18万円前後です。
 術後補助療法としての化学療法、ホルモン療法、放射線療法は、退院後の外来で行われるのが一般手kですので、この標準的なケースの金額には含まれていません。
 なお、差額ベッド代配慮王施設によってさまざまな金額設定がされています。
 支払いは、入院時に入院医療費の一部を前納し、退院時に残金を支払うという場合が多いようです。 手術のための入院費について その2 に関するページです。

手術のための入院費について その1

 乳がんの手術を受けるために入院する場合、医療費がいくらかかるのか気になるところです。
 乳がんを摘出する手術は、公的医療保険(健康保険)が適用されます。
 乳房温存手術と乳房切除術では、手術費に大きな差はありませんが、同額というわけでもないです。
 検査内容や画像診断の内容、入院日数は、患者さんによって異なりますので費用にも差が出ます。
 もっとも差が出るのは差額ベッド代がつく部屋を利用した場合と差額ベッド代がつかない大部屋を利用した場合の違いです。 手術のための入院費について その1 に関するページです。

手術の後に気をつけたいこと その2

 おおむね、手術の翌日は、朝から食事が取れるし、パジャマに着替え自室に戻って、自由に医療施設の中を動くことができます。運動機能の回復を早くするために、なるべく早い時期からリハビリテーションを始めることが大切です。
 手術直後から、軽い動作のリハビリテーションが始まります。多くの場合、医療施設ごとにリハビリテーションのマニュアルがつくられていて、看護師の指導で行われます。このマニュアルは目安であり、実際には個人の手術痕や体調の回復度に合わせて、進め方(スケジュール)も異なります。 手術の後に気をつけたいこと その2 に関するページです。

2006年06月13日

手術の後に気をつけたいこと その1

 手術後は回復室に入ります。点滴、お小水を取るための管、傷に入っている管(ドレーン)、酸素マスクなどがついていますので、寝たまま安静に過ごします。
 全身麻酔のためにのどに入れた管で気道粘膜が傷つき、たんが出やすくなります。無理のない動作と腹式呼吸でたんを出しましょう。うがいはできますが、水分や食事はまだ取れません。 手術の後に気をつけたいこと その1 に関するページです。

手術当日に気をつけたいこと

 手術当日は朝から1日絶食です。水分が胃に入ると嘔吐しやすく、胃の内容物が逆流して肺炎を起こすことがあります。このため、水分も取れません。歯磨き後のうがいの際、水を飲まないように気をつけましょう。
 体温や血圧、脈拍など体調のチェックも行います。異常がなければ、メガネ、コンタクトレンズ、時計、指輪、ネックレス、ヘアピン、義歯などもはずし、手術着に着替えます。
 手術開始予定30分前に肩に注射をし、手術室に移ります。
 手術前に家族や親しい人との面会はできます。手術開始予定30分以上前に病室に来てもらうようにすると良いでしょう。 手術当日に気をつけたいこと に関するページです。

手術の前日に気をつけたいこと

 前日には入浴、洗髪、そして感染を防ぐために、手術する範囲とその周辺の産毛を剃ります。
 主治医(または担当医)や麻酔医の回診などがありますが、この時点でも不安なことや心配なことがあったら、質問してかまいません。
 前日は家族などの面会もあるでしょうが、興奮しないように過ごすことが大事です。消灯時間を守り、巣民も十分とるようにしましょう。
 気が高ぶったり、逆に滅入ったりしてどうしても眠れないときは、看護師に申し出てください。医師の処方のもとに睡眠薬を処方することもあります。 手術の前日に気をつけたいこと に関するページです。

2006年06月12日

手術前の心構え その2

 友人や家族、病室で知り合った人たちとの語らいは気分をリラックスさせてくれますが、同室の人には迷惑がかかることもあります。談話室などに出向くなど、周囲への気配りも大切です、
 医療施設には、再発などの重い状態の人が多く入院しています。一方、乳がん手術後元気に過ごしている方は、外来で治療を受けています。そのために、入院して見聞きすることは、厳しい話が多くなる傾向がありますから、けっして過度に悲観的にならないでください。
 外出や外泊の許可が出た場合は、遠慮なく活用しましょう。ただし、風邪をひいたりしないように、混雑したところが避けるようにします。 手術前の心構え その2

手術前の心構え その1

 入院後、手術前までは、手術のために必要な検査や手術の準備以外は自由時間になります。
 昼間の自由時間に散歩をしたり、腹式呼吸の練習、肩や腕の体操をするなどして、軽い疲労感を得るようにすると、多少は寝つきが良くなるでしょう。
 久しぶりの「休日」と考え、音楽を聴いたり、読書やスケッチ、根をつめない程度の手芸など、可能な範囲で好きなことを楽しみ、ゆったりとリラックスした時を過ごすのが良いでしょう。
手術前の心構え その1に関するページ

入院や手術について その2

 ときには手術の方法そのものについても、迷いが生じることがないとは言い切れません。そのような時も、率直に自分の気持ちを伝えるのが良いでしょう。
 医師に言いにくい場合は看護師に通じて、自分の気持ちを伝える方法もあります。家族に同席してもらい、言い足りない点を補ってもらうのも良いでしょう。
 いずれにしても、なるべく後悔を残さないために、納得した上で手術を受けることが大切です。
 手術の術式の決定は、説明を受けた後、最低でもひと晩おいて考えるくらいにした方が冷静に納得できる決定ができると思われます。 入院や手術について その2 に関するページです。

入院や手術について その1

 入院をすると、看護師から入院中の生活について、病棟での主治医(または担当医)から入院中の治療について、麻酔医から麻酔について、執刀医から手術について、それぞれ説明を受けます。
 患者さんにしてみると、環境になれるだけでも戸惑っているうえに、手術を控えて緊張感も大きいことでしょう。
 専門用語が混じった説明はわかりにくいことがあるかもしれません。一度説明されたことでも、よくわからないことは遠慮なく質問するようにしましょう。
  入院や手術について その1 に関するページです。

2006年06月11日

予定時刻までに入院手続き窓口へ

 入院当日は、健康保険証や提出書類、生活用品などの持ち物をチェックし、指定された時刻までに入院受付に行きます。
 そこで提出書類を出して、入院に関する説明を受けたり、確認を済ませたら手続き終了。入院生活の具体的なことは、入院生活が始まってから随時、医師や看護師、ソシアルワーカーなどに尋ねることができますので、ここで確認しきれないことが残っても大丈夫です。
 手続き後は、自分の部屋に入り、パジャマに着替えて、リラックスしましょう。 予定時刻までに入院手続き窓口へ に関するページです。

手術前の肩関節が動く範囲のチェック

 壁の前に立ち、できるだけ上のほうを触って、その高さをチェック。 手術前の肩関節が動く範囲のチェック に関するページです。

手術前の肩関節が動く範囲のチェック 3

 両手を上と下から背中に回してお互いに届くか、どの程度まで近づけられるかをチェック。 手術前の肩関節が動く範囲のチェック 3 に関するページです。

手術前の肩関節が動く範囲のチェック 2

 指を軽く組んで頭の下に敷き、両ひじがベッドにつくか、どのくらいまで近づけられるかをチェック。 手術前の肩関節が動く範囲のチェック 2 に関するページです。

手術前の肩関節が動く範囲のチェック 1

 手術前に自分の肩の本来の動きをチェックしておくと、手術後のリハビリテーションの目標が立てやすくなります。 手術前の肩関節が動く範囲のチェック 1 に関するページです。

リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 4

 ・わきから体側にかけてのストレッチ
 棒またはタオルを持った腕をなるべく頭上まで伸ばしてから、上体をゆっくり横に倒していく。道具を使わずにてを組んでも良い。10回くらい。   リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 4 に関するページです。

リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 3

 手のひらを下に向け、棒の中ほどを握って、まっすぐ腕を伸ばし、頭上に上げる。10回くらい。 リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 3に関するページです。

リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 2

・肩の運動

 棒を握って、頭上に上げ、頭の後ろを通って肩の高さまで下ろす、10回くらい。 リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 2 に関するページです。

リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 1

・深呼吸

 頭の後ろで両手を組み、両ひじを開きながら息を吸い、閉じながら息を吐く。10回。 リラクゼーションと、肩・わき・上体の体操 1 に関するページです。

手術後の機能低下予防

 手術後は胸やわきの下の皮膚が縮み、肩関節がつっぱったり痛むため、間接の可動域(動かせる範囲)が狭くなったり、腕の筋力が低下しやすくなります。日常生活での動作にも支障が生じる度合いも高くなります。
 肩関節や腕の機能低下をできるだけ防ぐために、手術前から体操などを行って、関節を柔軟にしておくことをすすめます。日常生活では、洗濯物を干したり、掃除機をかけたりするときに、意識して大きな動作を取り入れると、良い運動になります。
 手術後は、痰や咳が出やすくなりますが、傷口が痛んでうまくできないことがあります。おなかを使って深く呼吸する腹式呼吸を練習しておくと、傷の痛みが和らいで痰も出やすくなります。 手術後の機能低下予防 に関するページです。

2006年06月09日

食事・運動・薬 その2

 高脂血症や高血圧、糖尿病などで治療中の人は、食事療法と運動療法を続けることです。特に運動は気分転換になります。体力を維持する上でもいつものペースを守ると良いでしょう。普段運動不足になりがちの人は、散歩などを多めにするのも良いでしょう。
 薬は手術に備えて注視することが必要な場合もあります。使用している薬は市販約や漢方薬も含め、医師に報告して指示を受けましょう。
 風邪をひいて高熱が出ると、手術の予定が変更されますので、体調を整えておくことも大切です。 食事・運動・薬 その2 に関するページです。

食事・運動・薬 その1

 食べ物の特別な制限はありません。気分がふさいで食欲がなくなりがちの場合は、消化がよいものや好きなものを優先して食べて、体力の低下を防ぎましょう。
 食欲不振が続くときは、医師か看護師に相談して、必要な栄養をとるために具体的なアドバイスをもらうようにしましょう。
 化学療法(抗がん剤)が予定されている人は、辛いもの、刺激性の強いもの、脂っこいものは避けます。
 太っていて間食をしがちな人は、間食を控えるか低エネルギーな食品を選ぶようにして、体重の増加を防ぐようにします。 食事・運動・薬 その1 に関するページです。

2006年06月07日

過労や睡眠不足を避け、体調をコントロールしよう

 日常生活では特別の注意はありません。ただ、体調を崩さないように過労を避けることが大切です。特に睡眠を十分とるように心がけましょう。夜眠れないときは、昼間、少し仮眠をとるのもひとつの方法です。
 一定期間入院するということで、留守中の仕事や家事などが気にかかるでしょう。入院前に気がかりなことをすべて片付けてしまおうとすると、かえって疲労が重なり、体調を崩すことになります。留守の間のことは早めに引継ぎをしたほうがいいのですが、やり残しがあってもあまり気にしないようにし、無理をしないことです。
 性生活は制限する必要はありませんが、必ず避妊をしましょう。妊娠した可能性がある場合は、早めに産婦人科で確かめ、医師か看護師に相談してください。 過労や睡眠不足を避け、体調をコントロールしよう に関するページです。

乳房の異常に気づいたら早めに医師に相談を

 乳房の手入れは、いつもと同じでかまいません。ただ、しこりが腫れたり、ただれた・膿が出たなどといった症状が出たときは、医師か看護師に相談し、手当ての仕方を指示してもらいましょう。つまんだりもんだりして極端に刺激するのは避けましょう。 乳房の異常に気づいたら早めに医師に相談を に関するページです。

手に怪我をしないように気をつけよう

 手術する側の手に怪我をしないように、気をつけることも大切です。手術後しばらくは、血液やリンパ液の流れが低下します。
 怪我をすると、それだけリンパ液の働きが必要になり、腕のむくみを助長することになりかねません。
 ムダ毛の処理などもカミソリを使わずに、電動式のものを使ったり、除毛剤などで処理した方がいいでしょう。
 また、深爪をしないように気をつけ、調理や庭の手入れなどの家事でも、手や腕を傷つけないように注意します。また、日差しの強い季節には、直射日光などもできるだけ避けるようにしましょう。
 指のささくれをきれいにしておき、手の湿疹はできるだけ治しておきましょう。 手に怪我をしないように気をつけよう に関するページです。

2006年06月06日

日用品・食器など

 吸い飲みまたはプラスチックのコップと曲がるストロー、マグカップ、スリッパ(滑りにくいもの)、ティッシュペーパー(箱で)、ウエットティッシュ、ポリ袋、箸、スプーン、メガネ、コンタクトレンズなど。 日用品・食器など に関するページです。

衣類

 胸帯(2~3枚。多くの場合、医療施設の売店で販売)、下着、パジャマ、ガウン、靴下など。 衣類 に関するページです。

洗面・入浴道具

 歯ブラシ、歯磨き剤、ブラシ・くし、化粧水、せっけん、洗髪剤、ハンドタオル2枚、バスタオル(3~4枚、腕の挙上用を含む)など。 洗面・入浴道具 に関するページです。

現金・筆記具など

 現金(現金は当面必要な小銭程度にし、入院料などは入院時に入院会計課に預けるか、退院する時に家族に持ってきてもらいましょう。保証金として入院時に入院料の一部を前納する医療施設もあります)、テレフォンカード、ノート、ペンなど。 現金・筆記具など に関するページです。

必携品

 入院申込書、健康保険証(老人医療受給証)、登録(診察)カード」、印鑑など 必携品 に関するページです。

入院ノートをつくろう

 入院前には、簡単なノートを作っておくこともおすすめです。
 ノートには、次のようなことを記録しておくと、本人だけでなく、連絡役になる人にとっても重宝します。入院中の日記代わりや備忘録として活用することもできます。


必要なもの 品目と必要数を表にして、準備できたものからチェック。
緊急連絡先 会社、知らせておきたい親戚、友人など
入院中のメモや日記 お見舞いに来てもらった人の氏名や、日々の出来事。 入院ノートをつくろう に関するページです。

入院中の衣類選びのチェック・ポイント

胸帯 手術後にブラジャーの代わりに使うもの。一般的には入院してからでも購入できる。アンダーバストはややゆるめのほうが良い、
肌着、パジャマの上着など  吸湿性がよく、全体のサイズがゆったりしているもの。前開きで、そでぐりの大きなものがお勧めです。
ショーツ、パジャマのズボンなど  特別な制限はないが、きつ過ぎないものを。 入院中の衣類選びのチェック・ポイント に関するページです。

必要な品物はリストをつくってチェックしよう

 入院に必要な品物や、面会時間などについては、あらかじめ外来、または入院病棟の看護師から説明があるはずです。わからないことがあったら遠慮なく質問をしましょう。
 入院費の支払い方法などについても、事前に聞いておくといいでしょう。医療施設によっては入院時に一定の保証金が必要であったり、一定期間ごとに支払いが必要なところもあります。
 特に差額ベッドを利用する場合は、費用がかさみます。患者さん本人が家計を管理している場合は、家族との打ち合わせも必要でしょう。
 入院に必要な品物は、一般的は後の項に書くとおりです。このほか特別に必要なものは通常、医療施設の売店などでそろえられますから、早くから準備する必要はないでしょう。
 ただし、下着や衣服は、手術後脱ぎ着がしやすいもので自分の趣味にあったものを探しておくと、入院生活がいくらかでも快適になることでしょう。選ぶときのポイントは、次のコラムを参照してください。 必要な品物はリストをつくってチェックしよう に関するページです。

2006年06月05日

入院申し込みの手順と必要な書類 その3

「入院申込書」と手術のための「同意書」、または「誓約書」のほか、「入院案内」をもらいます。医療施設によってはアンケート用紙を渡されることもあります。(入院中に渡されることもある)。不明な点は質問しましょう。これらの書類は一度自宅に持ち帰り、必要事項を記入して入院当日に提出します。 入院申し込みの手順と必要な書類 その3 に関するページです。

入院申し込みの手順と必要な書類 その2

 入院に関する大きな関心事は、入院にかかる費用でしょう。健康保険が適用される病室に入るか、差額ベッド代を支払うか少人数または一人用の病室に入るかで、入院費用に大きな差が生じます。十分な説明を受けて、どちらにするか決めましょう。 入院申し込みの手順と必要な書類 その2 に関するページです。

入院申し込みの手順と必要な書類 その1

 患者さんの氏名、住所、病名、入院予定日や期間、入院時の処置・注意点などを主治医(または担当医)が書き込んだ「入院申込書」を持って、入院相談室や医事課など、入院手続きを行う窓口に行きます。 入院申し込みの手順と必要な書類 その1 に関するページです。

2006年06月03日

QOLを高める治療へ

 近年、
①自己検診を行う人が増えた、 ②画像診断など精度の高い検査法の普及で、しこりが小さいうちに発見することができるようになった
③手術手技の向上によって切除範囲が縮小化した
④効果の高い抗がん剤やホルモン療法剤の開発、
⑤放射線療法の進歩――などにより、良好な治療成績を維持したまま、乳房の切除は必要最小限にとどめて、患者さんの日常生活の質(Quality of life=QOL)を高めることに主眼が置かれるようになりました。 QOLを高める治療へ に関するページです。

腫瘍内科医

 オンコロジスト、つまりがん専門の内科医のことです。アメリカでは1950年代から、抗がん剤の専門家として腫瘍内科医は認識されていました。日本では、固形がんの治療は手術が中心で、外科医が主役でした。薬も外科医が担当してきました。しかし、がんの薬物療法がこれだけ進歩、複雑化してくると、やはり専門家が求められるようになり、学界を中心に資格制度の準備が進められています。 腫瘍内科医 に関するページです。

自分の治療に積極的になりましょう

 そして、もっとも大事なことは、患者さん自身が、自分の治療に積極的に参加することです。これからは医師任せではなく、自分のしこりは何cmだったのか、リンパ節転移はあったかなかったか、がん細胞の顔つきはどうだったか、ホルモン受容体はあったのかどうか、自分にはどんな薬が必要なのか、何年ぐらいその薬を服用するのか、副作用はどうか、といった知識を持つことが求められています。自分の治療法を理解し、その選択に参加しているという意識を高めることが、これからの乳がん治療には必要なのです。 自分の治療に積極的になりましょう に関するページです。

連携は大事

 アメリカでは1人の患者さんの治療方針を決定するために、各領域の専門家が集まり、あらゆる角度から検討し、最適の治療方針を、患者の合意のもとに決定します。医師のみならず、患者さんのケアに携わるあらゆる職種の人々が、緊密に連携し、患者中心の医療を展開していくことが、医療過誤を減らし、医療の質を向上させる原動力となるのです。 連携は大事 に関するページです。

乳がん治療にかかわる人々

 がんの治療では、手術だけではなく、薬物療法、放射線療法などを、病理結果に照らし合わせて上手に組み合わせていくことが、非常に重要になってきます。どれだけの分野の人が乳がん治療にかかわるか、あげてみましょう。
乳腺外科医(診断や手術など)
形成外科医(手術や乳房再建など)
病理医・技師(組織・細胞診断)
腫瘍内科医(薬物療法)
放射線診断医・放射線治療医
看護師(病棟・外来)
薬剤師
栄養士
検査技師
理学療法士(リハビリ)
放射線技師
ソーシャルワーカー(社会復帰など)
ボランティア(患者団体など) 乳がん治療にかかわる人々 に関するページです。

新薬認可制度の問題

 もうひとつ付け加えたいのは、日本の新薬の認可制度の問題です。日本でタキソールが認可されたのは世界で70番目以下でした。トラスツズマヅ(ハーセプチン)はアメリカでは1998年秋に認可され、日本では2001年6月でした。この2年数ヶ月の遅れの問題です。自分に効果がありそうだとわかっても個人輸入するほかないのです。その膨大な労力と費用が個人に委ねられていたのです、薬の認可には大がかりな臨床試験が必要ですが、日本独自で行うのが難しい場合もあります。そこで、国際的な臨床試験に日本も参加する形で認可を促進しようという動きが出ています。こうした問題も、今後改善されていくことが期待されています。 新薬認可制度の問題 に関するページです。

さまざまな研究

 さらに、少し先の話としては、がんは自分で新たに血管をつくって成長していきますが、これをとめる血管新生阻害剤、あるいは免疫力を高めてがんをやっつける免疫療法、がんワクチン、遺伝子治療など、さまざまな研究が行われています。これらを上手に組み合わせれば、乳がんの治療は飛躍的に進歩するのではないかと期待されています。 さまざまな研究 に関するページです。

子どもが欲しくなったら

 抗がん剤治療を行えば生理が止まることが多く、5~7割はそのまま閉経してしまいます。つまり、いくら子どもが欲しくても、現状では抗がん剤治療と妊娠を両立させるのは難しいといわざるを得ません。
 ホルモン療法でも、通常通り5年間続ければその間妊娠できないだけでなく、治療が終わったときには高齢出産となったり、もしくは閉経年齢に達してしまい、断念せざるを得ない人が多いという状況です。 妊娠そのものが女性ホルモンの働きを活発にするので、乳がんには良くないという側面も当然あります。
 こうしたことから、妊娠できる乳がん治療法の研究が進められています。LH-RHアゴニスト製剤で一度卵巣機能を止め、それから抗がん剤治療を行うと、治療後に整理が回復する可能性が高くなるのです。この方法は現在臨床試験が行われています。 子どもが欲しくなったら に関するページです。

もしかしたら

 乳がん治療が日進月歩で進歩していることについては、たびたび触れてきました。ここでは今どんな研究が行われているか、いくつかを紹介しましょう。
 術前化学療法で、もしかしたら切らずに治せる時代が来るかもしれないと書きましたが、少なくとも抗がん剤がその患者さんに効くか効かないかを予測できれば、無駄な副作用の苦しみから開放されます。また、副作用がその患者さんに出るのかどうか予測できれば、その患者さんにより適切な抗がん剤を選ぶことができます。遺伝子を調べることで、このような予測が、おそらく5~10年以内には可能になるのではないかといわれています。 もしかしたら に関するページです。

その他の副作用

 これら治療部位に起こる副作用の他に、全身性の疲労感が出たり食欲不振になることもあります。しかし、全身性のものは、純粋に放射線治療の副作用というより、元祖のものの副作用である場合も多いと思われます。 その他の副作用 に関するページです。

晩期障害

 問題は晩期障害で、一度起こると治りにくいとされています。しかし、適切な照射計画を立てれば、重い晩期障害が残ることはまれです。おもな障害は、皮膚の萎縮、毛細血管が拡張して皮膚の表面に浮き出る、あるいは皮下組織や乳腺が硬化する、乳腺が縮むなどです。 晩期障害 に関するページです。