①乳房温存手術の後
まず①については、乳房温存療法とは、温存手術+放射線治療のことで、これはセットと考えてください。というのは、手術後、放射線照射したグループとしないグループの乳房内再発率を比較したところ、照射しなかったほうは35%、照射したほうは10%でした。放射線照射が乳房内再発率を大幅に下げていることがわかったのです。この数字はアメリカの試験結果ですが、同様にイギリスでは26%と5%、カナダでは26%と6%というようにいずれも照射したほうが大幅に再発率が低いのです。これは放射線照射をしないと、たとえ断端陰性(切除した組織の切断面にがん細胞が見られない=がん細胞を残らず取りきれたと思われる場合)でも乳房内再発が26~35%の人で起こるということです。つまり、乳房温存手術はある程度がん細胞が残ることを前提にした手術であって、だからこそ放射線治療とセットで温存療法が完了するのです。こういう場合なら放射線照射は省いて温存手術だけでいい、という科学的な条件は報告されていません。
このカテゴリー「放射線治療」では、以下のことも知ることができます。
放射線とがん
扁平上皮がんと腺がん
乳がん治療で放射線が使われるケース
①乳房温存手術の後
②乳房切除術の後
③手術不能な進行乳がんの術前治療
④再発・転移性乳がん治療
放射線照射の方法
治療の方法
放射腺腫瘍医
ある病院の一例
放射線治療で覚えておきたいポイント
放射線治療の副作用
急性障害
晩期障害
その他の副作用
放射線とがん
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乳がん治療で放射線が使われるケース
①乳房温存手術の後
②乳房切除術の後
③手術不能な進行乳がんの術前治療
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放射腺腫瘍医
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急性障害
晩期障害
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