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 予防薬は、今臨床試験の段階です。したがって、日本で医療として使える薬はまだありません。アメリカでは、乳がん発症リスクの高い患者さんに対して、抗エストロゲン剤(タキモシフェン)を予防的に服用する方法が認められていて、保険が適用されます。アロマターゼ阻害剤についても、乳がん発症の予防にどれくらい寄与するかを確認するため、タキモシフェンとの比較試験が現在行われています。乳がんの発症リスク、すなわち年齢、乳がんの家族歴、出産経験の有無、乳腺疾患の経験の有無などから、年間の発症リスクを割り出す計算式があって、それが一定の数値を超えれば服用が認められることになります。ただし、日本では発症リスクの計算の基になる疫学データがないので、計算できません。また、状況が異なるため、アメリカの計算式をそのままあてはめるわけにも行きません。日本でも大規模な疫学研究が望まれます。
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